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2017/06/02

BOLBOP Blogsを始めるにあたって

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初めまして、株式会社BOLBOPの代表取締役社長CED(Chief Ecosystem Designer)の茂木と申します。

今回、webサイトのリニューアルを進めるに当たってBOLBOP Blogsというブログを始めました。こちらのブログはBOLBOPの日々の活動や、経営者である私自身を中心にBOLBOPメンバーが日頃考えていることを定期的に発信する場になります。

実は私自身がブログを書き始めるのは2回目なのですが、
前回は途中で挫折した為、文章を継続的に書く事には苦手意識がありました。
1回目は、東日本大震災後に復興支援活動に従事する為に独立した時に書き始めました。今から読み直すとナイーブで恥ずかしい内容ではありながら、想いを込めて書き始めたのですが、継続させることができませんでした。

※こちら(↓)が当時のブログなのでよろしければご笑覧ください。
http://motegi-takahito-spp.seesaa.net/article/243955150.html

移動が多い生活の中で日々の業務に忙殺されたという単純な理由もあるのですが、それ以上に復興の現場の複雑さを知る中で、評論家的に安易にわかったような言葉で発信することができなくなってしまったのが大きな理由です。その想いは今でも変わりません。絶対的な正解がない話にも関わらず、誰かの書いた文章はそれが正解と思っているかのようなメッセージで伝わってしまうからです。

そんな想いを持ちながら、それでもこのタイミングで私が改めてブログを書き始めようと重い腰をあげるのには大きく二つの理由があります。

一つ目は、日々の経験知をしっかりと社会に還元する責務がある!
と改めて感じたからです。

2013年3月11日の創業以来、お蔭様で、当社はとてもユニークな活動をさせていただいています。震災復興の現場からスタートし、様々な地域の地方創生の最先端の事例や地方の老舗の会社の経営に関わらせて頂いたり、「働き方革命」の流れもあり、これからの時代の経営や働き方をクライアント様と共に模索するようなプロジェクトにも多数関わらせていただいております。同時に、自社の組織運営のあり方としても、創業期から副業を前提とする週4勤務や出社義務の無いリモートワークを基本としていたり、最近注目されている指示・命令の無いホラクラシー型経営を創業期から模索していたり、時流に合わせた最先端の取り組みにチャレンジしてきたと自負しています。当然ながら前例のないやり方を模索する中で、沢山の失敗も積み重ねましたが、その失敗経験こそが社会に還元する価値があるとも感じています。自分たちの経験は決して絶対的正解ではないかもしれませんが、価値ある経験知として公共財にように使ってもらう意義はあるのだと思います。これまでの経験を元に様々なテーマについて体系化して整理した内容は、同じくBOLBOP Libraryの中の「BOLBOP Insights」の中でも発信していきますが、日常の中にある些細な経験や気づきをこちらのBOLBOP Blogsでリアルタイムに発信していきたいと思います。

もう一つは自分自身の発信力という潜在的な力をもっと活かすべき時期に来ている!
と腹をくくったからです。

今回のリニューアルされたWEBページを見て初めて知った方もいらっしゃるかもしれませんが、BOLBOPはもう一人の創業者である酒井穣と共に共同代表制で経営を進めてきたのですが、実はこの5月で酒井は新規事業開発部門を分社化する形でBOLBOPの役員から退任することになりました。ご存知の方も多いと思いますが、酒井は数多くのビジネス書や記事を世に送り出してきた文章のプロです。当然ながら2人の役割分担において、それぞれの強みを活かすという意味では、文章などによる外向けの情報発信は酒井の役割ということになります。酒井からは「早くもっちーも本を書きなよ(酒井からはもっちーと呼ばれてました)」と常に言われておりましたが、今から思うと自分の役割は別のところにあると意固地になって文章を書く事から遠ざかっていたような気がします。
私と酒井は性格も強みも弱みも真逆の関係でした。
だからこそそれぞれの強みをと弱みを補いあう補完関係となっていた良い側面もあるのですが、お互いが無意識のうちに相互の役割を固定化させてしまうあまり、それぞれが本来持っているはずの力が最大限活かされていない状況も見え隠れするようになりました。今回、分社化してそれぞれが自立して事業展開をすることで、お互いが相対的な弱みと置いて未開拓だった潜在的な力を最大限引き出し、お互いが更に成長することで、もう一つ高い次元でのシナジーを効かせることができるのではないかと考えています。
そんな背景もある中で、自分の未開拓領域の一つが文章での情報発信だということです。
共同代表として目指すものは共有していたとしても、異なる価値観を持つ人間同士なので、同じものを見ても当然違う感じ方をしますし、伝えたい事のニュアンスも本来は少しずつ異なります。これまでは発信する部分を酒井に甘えてきた事で、本当に自分が伝えたい事が社会に対して直接伝えられていなかったような気がしているので、初めは拙い文章かもしれませんが、自分らしい言葉で世の中に問いかけていくことが必要な時期なのだと思っています。

BOLBOPはこれまでの活動を改めて振り返った結果、自分たちを「エコシステムデザイナー」と再定義することにしました。人と人との顔の見える「信頼関係」をベースにしたネットワーク上で、モノやカネが流れていくエコシステムを社会において充実させていくことが、これからの時代をもっと幸福度が高い社会にする為に我々が果たすべき役割だと思っているのですが、まずは我々自身が信頼ネットワークを育む存在であらねばと思っています。その為には生身の人間としての等身大の顔が見え、まずは人として信頼されることが大事だと思っており、このBOLBOP Blogsは私を含めたBOLBOPメンバーの飾らない等身大の人間性が滲み出るメディアにしていきたいと思っております。その人間性や感性に興味を持つ方々にお集まりいただき、まずはBOLBOPを取り巻くエコシステムが豊かになることを目指して苦手な執筆活動に従事していこうと思います。

皆様、これから何卒宜しくお願いいたします。

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